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2004.01.21

seti@home

053M_GoodMorn.jpg今日は地球外知的生命についての話で盛り上がった。
自サイトのチャットでの話です。

地球外知的生命といえばseti@homeが有名で、日本でもかなりの方が参加しています。
何しろ参加者の最も多い米国をトップに、ドイツ、イギリス、カナダに次いで世界第5位に入る大健闘を見せています。

seti@homeでは国別やユーザー別など様々な解析数の統計を出していて、様々な議論を呼びつつもユーザーの競争心をあおるような演出が巧みになされています。

国別の解析ユニット数ランキングを見てみると、アジアでは18位の台湾をはじめ、中国が24位、お隣韓国では35位とあまり活気がないようです。

何やら、競争心を煽りつつ、科学的な実験に参加しているという夢を味わうこの形態が妙に日本人の心を捉えたのかも知れません。

ただ、すでに科学的な意味合いなど無く、おまけにコンピュータの余った時間を利用するというコンセプトなど消し飛んでしまっているユーザーが増え続けていると言われています。
数台から十数台のマシンで24時間seti@homeの解析にのみフル稼働させている様子は、setiという語句でちょっと検索をかければ、嫌がおうにも目に入ってきます。

現在、seti@homeへの参加者が、アカウントベースですでに490万を超えようとしています。
一人一台としても500万台近いPCが高速フーリエ変換などの高負荷な演算を繰り返していることになるわけで、それによる電力消費は地球規模においても無視出来ないほどになっています。

ましてや、スクリーンセーバーとして余った時間だけを提供するのではなく複数台のマシンを24時間seti専用で稼働させるのは本末転倒であり、単に競争に打ち勝つために資源を浪費しているに過ぎません。

競争に勝ちたいと思う気持ちは決して悪いことでは無いと思いますが、seti@homeによる地球規模の電力消費が増えるに従い、エネルギー不足や強いては二酸化炭素の増大などによる温暖化へと繋がりかねません。

コンセプトと素晴らしい演出が功を奏して、かつて例を見ないほどの参加者数と莫大な計算力を手に入れたseti@homeがこれからをどう突き進んで行くのか、慎重に見守りたいと思います。


今日の写真:ベールのような雲に進むべき道を見失っているかのような月

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コメント

はじめまして。マモルと申します。SETIに関する記事をTBさせて頂きました。よろしくお願い致します。
「…スクリーンセーバーとして余った時間だけを提供するのではなく複数台のマシンを24時間seti専用で稼働させるのは本末転倒であり、単に競争に打ち勝つために資源を浪費しているに過ぎません…」というlunasysさんの考えは目からウロコでした。僕も一時期SETIを動かすためにPCの電源をつけっぱなしにしていました。関連性があるかわかりませんがHDが3年で死にました(これはまた別の話ですが…)。確かに近頃のSETIのUnit競争は「余ったCPU資源を有効に使う」という当初の思想からは外れていますね。良い記事をありがとうございました。

投稿: マモル | 2004.12.05 10:05

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SETI@homeのユニット数が99を突破しました。 合計6739時間です。うぅ〜ん、やっとこさって感じです。 やけに時間ばっかりかかってますが、これは僕の... [続きを読む]

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