190億円の廃棄物
宇宙航空研究開発機構は、190億円を投じて開発したH2型7号機を廃棄しようとしています。
H2型7号機は2000年夏に衛星2基を打ち上げる予定でしたが、1999年11月に先行して打ち上げられた8号機の打ち上げ失敗によって、すでに完成してた7号機は使用されることなくお蔵入りとなっていました。
資金と人材を後継機であるH2A型に集中させるということで、財産目録上の資産価値を1円として帳簿上の廃棄は済んでいて、あとは廃棄物として処分するタイミングを待っているという状態です。
190億円を投じて作り出したロケットは、ボルトナット1つたりとも無駄なく活用して欲しいと思うのは、多くの国民の思いではないでしょうか?
役人達の節税意識の欠如だけでは済まされない憤りを感じてしまいます。
先日、米国の航空機開発会社の有人宇宙船が2回の宇宙飛行に成功し賞金1000万ドル(約11億円)を獲得しましたが、もはや宇宙開発は民間企業だけで行われるべき時代が来たと言えます。
何よりも国民の税金を湯水のごとく使い捨てる役人に、このまま任せておくわけには行きません。
従来から引き継がれてきた大規模なロケットシステムではなく、もっと小規模な航空機との組み合わせで行われる新しい宇宙開発の方向性が模索されるべきだと思います。
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2004年10月11日は、1年の 5.136842分の4、 77.868852% を経過しました。
地球誕生から現在までを1年とすると 3,581,967,213年、
宇宙誕生から現在までを1年とすると 116.803279億年 に相当します。
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