21世紀はテロとウィルスの世紀だと言われ始めています。
9.11の悲劇は今での私たちの心の中に深く刻まれています。
復習の鬼と化したアメリカが中東に乗り込んで更に泥沼化し、人道支援とのたてまえによって自衛隊までも派遣することになってしまったのは、すでにご承知の通りです。
一方で、HIV、SARSのほか、現在注目のBSEや鳥インフルエンザなど、ウィルスによる被害が蔓延しています。
リアル世界だけでなくネットワークの社会でもウィルスが猛威を振るっています。
ワームに分類される「トロイの木馬」型不正プログラムなどが、ここに来て急速に増え始めています。
昨年秋に話題となったMSBLASTで急増したウィルスも年末年始は小康状態となっていましたが、再び息を吹き返し各種アンチウィルス対策ソフトウェア会社からは毎日のようにレッドアラームが発せられています。
かつて21世紀とは、戦争や飢餓のない理想の世紀として思い描かれてきました。
戦争という愚かな行為に気づき私たちは理想の社会を築くというのが、大半のSF映画のシナリオでした。
しかし、実際にやってきた21世紀は、テロとウィルスの世紀です。
さらに、全世界の経済アナリスト達が未来永劫に渡って発展するとまで思われていた日本経済は破綻し、世界の経済リーダーは不在となったといっても過言ではありません。
さまよえる迷走の時代はさらに不安を呼んでいます。
しかし、テロとウィルスは一見全く違うものに見えますが、いずれも人によって被害が広がるということに置いては、あまり違いないように思います。
不用意な報道などに踊らされることなく、現実に何が起こっているのかを見極めることが大切だと思います。
[ ウィルス ]
ウイルスとは、透過性病原体の総称です。
ウイルスとはラテン語で”毒”を意味します。
大きさは、10~450nmで電子顕微鏡でないと見えません。
またウイルスは自分自身で代謝を行えないため、完全な生物とは考えにくいものです。
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2004年01月28日は、1年の 13.071429分の1、 7.650273% を経過しました。
地球誕生から現在までを1年とすると 351,912,568年、
宇宙誕生から現在までを1年とすると 11.47541億年 に相当します。
今日の写真:インフルエンザウィルス
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