2006.11.06
2006.11.05
2005.05.08
月の土地
久しぶりの投稿ですが、以前に書いた月の土地を買うことについてのエントリーがすでにデットリンクになってしまったようでサーチエンジンでも見つからなくなってしまったとのお知らせを戴きましたので、念のため再度投稿しておきます。
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元々はアメリカのある不動産業者が月の土地を販売したのがきっかけですが、今では日本支社などを設立し大々的に販売をしているようです。
月の土地販売については天文マニアならずとも、月好きの方々の間でもかなり以前から話題にはなっていましたが、アメリカ国内ではすでに数社が販売を行っているようで、多重販売も当然のように発生しています。
月の土地の所有については以前から色々と論議されてきましたが、現時点において月の土地を国家の所有地などとしてはいけないという条約があるだけですので、個人が勝手に所有権を主張しても法的に罰せられることはないという考えに基づいているようです。
これによく似たことが「身に覚えのないコンテンツ事業者などから多額の利用料を請求される」という事件で、現在の法律では架空請求書を送付すること自体を禁じた法律がないために罰せられることがないといいます。
しかしながら、この架空請求については請求額が支払われた段階で詐欺罪が適用されます。
この例で見て行ったときに、個人で月の土地の所有権を主張することは罪にはなりませんが、この土地の代金を支払った段階で不動産業者に詐欺罪が適応されるのではないのか?ということです。
日本やアメリカなどが加盟している宇宙協定では、月は国家による領土、占拠地とならないとされていて、個人による所有については言及されていませんが事実的に不可能であることが読み取れます。
また、国連では月協定という物が存在していて、すでに数カ国は批准をし、日本においても早々の批准が望まれています。
この月協定では、月の表面上又は月の表面下におけるいずれの場所においても、月の探査及び利用の活動を行うことができるとされています。
つまり、個人で購入した月の権利書の有無にかかわらず、月協定に署名または批准している国家によって、月の利用は自由に認められているので、月の権利書は必然的に効力を持たない物になるわけです。
こうした事実のうえで権利書を販売し料金を支払わせることについて、詐欺商法としてのレッテルが貼られるのも近いことだと思います。
ちょっとしたお遊びや洒落と割り切ってならまだしも、本気で月の土地を購入できると思っている方が多く、ここまで流行ってしまったことに何らかの問題があると言えます。
もう少し早い段階でいずれかの国家または政府(所轄官庁)で架空土地取引上の規制を行うべきであったのではないかと思えてなりません。
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2004.10.08
何座生まれですか?
初対面の人との話題に詰まってしまったときなどに血液型や星座を聞いたりしますが、本当のあなたの星座をご存じでしょうか?
占い好きの方でなくても自分の生まれ星座をご存じだという方は多いと思いますが、実際には星占いの星座とは違うことが多いと言うことをご存じの方は意外にも少ないようです。
私は12月末の生まれなので、やぎ座生まれです。
12月22日から翌年の1月19日までの生まれの人は、この星座生まれと言うことになります。
そもそも、星占いとは生誕時に太陽の居る星座をその人の生まれた星座としています。
つまりこの期間には太陽がやぎ座に居ることになるのですが、実際には殆どの期間はいて座にいて、やぎ座の領域に入ってくるのは最後の数日だけなのです。
あたの生まれた日に本当はどの星座に太陽がいるのか、是非Starlightを使って調べてみて下さい。
なぜこのように星占いと実際の太陽の位置が食い違うか不思議に思われることと思います。
様々な問題があるのですが、主な原因は星占いの天体位置推算が数千年に渡って語り継がれてきた古い算出法で行われていることによって、誤差が蓄積し実際の天体の動きとは大きくずれてしまっているためなのです。
私のメインサイトでは太陽や月の引力が私たちの体や精神にどのような影響を与えるのかを実際の事故や犯罪などの発生状況と月や太陽の位置推算値と比較して、その相関を導き出そうとしているのですが、今ではそうした天体からの影響は決して小さなものではないと確信しています。
星占いも同様に天体の位置関係によって私たちの体や精神に与える影響を統計的に調べてきたものであると考えることが出来ますが、大きな誤差が蓄積した計算法のままでは、その結果にも信頼性はなくなってしまっているといえます。
全く新しい現代天文学による位置推算を用いて、脈々と続けられてきた占星術の統計的なデータベースをひもとく本当の意味での新しい占星術の登場を願ってやみません。
あなたの星座は何座でしたか?
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2004年10月08日は、1年の 5.191489分の4、 77.04918% を経過しました。
地球誕生から現在までを1年とすると 3,544,262,295年、
宇宙誕生から現在までを1年とすると 115.57377億年 に相当します。
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2004.08.31
Univarse
先週半ばから停滞してまるで私たちに月を見させないつもりでイルカのようでしたが、ここに来て移動速度が上がってきているようです。
もしかすると関西以南では明け方前に雲が切れてブルームーンが姿を現すかも知れません。
最後まであきらめずに月に願いを掛け、そして叶えましょう。
何事もこうした前向きの姿勢が願いを叶えることに繋がるのかも知れませんね。
昨日のFlash版Starlightはおおむねご好評を頂いています。
やはり「PDAや携帯でも利用出来るようになればどこに行っても星座を簡単に知ることが出来て便利だ」とのご要望を戴きました。
今週も開発と更新に頑張ります。(^^ゞ
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2004年08月31日は、1年の 3.分の2、 66.666667% を経過しました。
地球誕生から現在までを1年とすると 3,066,666,667年、
宇宙誕生から現在までを1年とすると 100.億年 に相当します。
今日の画像:Starlightで使用している星座データから作成した壁紙です。
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2004.08.30
Flash "StarLight"
更新作業がやっと終了しました。
急な仕事が入ったりと落ち着いて取り組むことが出来なかった今週末でしたが、何とか予定の部分までは更新完了です。
週明けからはimode用のコンテンツ更新を行う予定です。
Flash待ち受けやStarlightの機能限定版をFOMA用Flashコンテンツとしてのリリースも予定しています。
簡易プラネタリウムは以下のリンクでご覧いただけます。
Starlightをポップアップ表示します。
簡易プラネタリウムですが殆どのブラウザでそのまま動作することが出来るのが特徴です。
公開を記念しまして、ご好評を頂きました星座画像を壁紙にしてみました。
Starlightページにてダウンロードできます。
台風の影響で気になるブルームーンですが、沢山のコメントやトラックバックを戴きましてありがとうございます。
後ほどゆっくりお伺いさせて頂きたいと思います。
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2004年08月30日は、1年の 3.012346分の2、 66.393443% を経過しました。
地球誕生から現在までを1年とすると 3,054,098,361年、
宇宙誕生から現在までを1年とすると 99.590164億年 に相当します。
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2004.08.02
本当のブルームーン
雲間に見え隠れするブルームーンを撮影してみました。
滲みや収差の多い画像になってしまいましたが、これが本当のブルームーンです。
いにしえの時代からブルームーンとは、実際に月が青く見えることをさして呼んでいました。
多くは火山の噴火や隕石の落下時に発生するガスやチリなどの影響によって、実際に青く見える月の事を呼んでいました。
しかし、そのように青い月を見ることは大変難しく、極めて希なこととか、決してあり得ないことを指して使われる言葉となりました。
その歴史は古く4~5世紀ほど前にはすでに使われていたという記録も残っているようです。
一方、時代が進み太陰暦から太陽暦へと変化したことによって、月齢周期の29.5日と1ヶ月の日数は必ずしも一致しなくなりました。
これによりごく希に1ヶ月の中に2度の満月を迎える月が巡ってくることになりました。
長年太陰暦に馴染んできた人々にとって、1ヶ月に2度も満月を迎えると言うことがどれほど不自然で、あり得ないようなことだと感じたことか、現代の私たちにはその驚きを完全に理解することは難しいかも知れません。
それほど、不自然であり得ないようなことが、ごく希に起こってしまうことから、1ヶ月に2度満月を迎える月をブルームーンと呼ぶようになりました。
(2つの満月=ダブルムーンがブルームーンへと濁っていったとする説などもあります。)
この2回の満月を見ることが出来ると願いが叶うとする言い伝えも数多く残っています。
1ヶ月に2度の満月のうち2回目の満月だけをブルームーンと呼ぶものだとする説も流れているようすが、太陽暦において1ヶ月に2回の満月が巡る事がブルームーンにあたるとするならば、どちらか一方と言うより、いずれの満月もブルームーンと呼ぶ方が自然になります。
この他にもイースターの前の月をブルームーンと呼ぶという説や春夏秋冬の3ヶ月単位の中に4回の満月を含む時といった説などもありますが、すでにブルームーンが月2回の満月という意味として呼ばれることが一般化している現代では、ことさら分けて呼ぶ必要は無いように思います。
まずは次回の8月30日のブルームーンにも再び晴天が巡ってくることを願い続けましょう。
さて、ちょっと気の早い話になりますが、さらに次に巡るブルームーンは2007年6月で2年11ヶ月先になります。
しばらくの間は、およそ2年数ヶ月毎にブルームーンが巡ってきますが、かならず一定ではありません。
2010年には1月と3月にブルームーンを迎えるという極めて珍しい現象が起こります。
3ヶ月の間に4回の満月を統べて見ることが出来たならきっと素晴らしい願いが叶うことでしょう。
最後にもう一つ余談なのですが、1年の中で決してブルームーンにならない月があります。
それはいつでしょう?
意外に簡単な答えなのですが、詳しくは次回の投稿でご説明しましょう。
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2004年08月02日は、1年の 3.404651分の2、 58.743169% を経過しました。
地球誕生から現在までを1年とすると 2,702,185,792年、
宇宙誕生から現在までを1年とすると 88.114754億年 に相当します。
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2004.07.29
ブルームーン
2年8ヶ月ぶりに、再びブルームーンが巡ってきます。
前回は冬の満月でしたので2回とも見届けることが出来ましたが、今年は不順な夏のお天気でどうなることでしょう。
この8月の2回の満月を多くの方々が見届けることが出来れば、きっと世界平和へと繋がってくれると信じてまいりましょう。
珍しいことの代名詞とされていますが、私たちの願いを込めてブルームーンを見届けましょう。
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2004年07月29日は、1年の 3.469194分の2、 57.650273% を経過しました。
地球誕生から現在までを1年とすると 2,651,912,568年、
宇宙誕生から現在までを1年とすると 86.47541億年 に相当します。
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2004.03.13
ちょっと先の休日
もうゴールデンウィークの予定は決まりましたでしょうか?
今年は日本で約3年ぶりの皆既月食が5月5日の子供の日に見られます。
前回の2001年1月の皆既月食は天候に恵まれませんでしたので、私たちにとっては2000年7月以来となり実質約4年ぶりとなります。
3年前の2001年には1月の皆既と7月の部分月食に万全の体制を整えネットへの中継を準備をしていましたが、結局晴天に恵まれず涙を呑んでしまいました。
中継と言っても完全なストリーミング中継は広帯域なバックボーンの確保が出来ないため行いませんが、短時間のスパンで定期的にリアルタイム画像をサーバー上にアップデートする方式で中継を行います。
前回は観測会場としていた多摩市内の公園から直近のスタッフ宅へ無線LANで接続しサーバーへアップロードしていましたが、当時のスタッフが転居してしまった関係で、今回は現在でも方針がまとまっていませんが、回線速度は遅くとも@Freedなども利用出来ますので、何らかの通信手段を用いて前回以上の体制を整えたいと思っています。
月食は日食に比べてややマイナーなイメージがありますが、月・地球・太陽の三体問題を理解するには大変良い天文現象と言えます。
また学術的には皆既中の月の色合いなどから地球大気の状態を知ることが出来たりもします。
今回は連休中で多くの方にご覧戴ける月食となりそうな気がしますが、実は食の始まりがとても遅く関東では皆既の前に月が沈んでしまうため月食開始時の月高度も低くとても観測しにくい月食となります。
このためインターネットを介して多くの方々に月食をご覧戴ける機会をご提供出来たらと思っています。
中継体制など詳細が決まりましたら、改めてこちらでもご紹介して行きますので、どうかお楽しみに。
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2004年03月13日は、1年の 5.013699分の1、 19.945355% を経過しました。
地球誕生から現在までを1年とすると 917,486,339年、
宇宙誕生から現在までを1年とすると 29.918033億年 に相当します。
今日の写真:2000年7月16日の皆既月食の欠け始め
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2004.01.27
スピリットとオポチュニティ
アメリカがマーズ・パスファインダ以来、7年ぶりに送り込む火星探査車(ローバー)で、正式には「マーズ・エクスプロレーション・ローバー」といいます。
堅苦しい名前をやわらげようと一般から募集した愛称が「スピリット」と「オポチュニティ」で、この2台のローバが、火星表面の地質構造や鉱物組成などを探ります。
2号機の「オポチュニティ」は、1月25日午後2時過ぎ火星に着陸しました。
既に写真が続々と送られてきており、降りた場所もクレーターの中であることが分かったようです。
火星からの最初の信号は、NASAが持つ深宇宙通信網(DSN:Deep Space Network)の、カリフォルニアとオーストラリアにあるアンテナで受信されました。
着陸目標地点から24kmほど離れた場所に降りたようですが、探査目的であるグレイ・ヘマタイト(赤鉄鉱)が露出している領域で、完璧な着陸成功と言えます。
この鉱物は水の存在によりできると考えられており、今回の探査によってかつて火星に水があったことを証明しようとしています。
不調が伝えられ気になる1号機「スピリット」ですが、搭載されているコンピュータが3日間に60回も再起動を繰り返しているそうで、その原因は撮影画像などを蓄えておくフラッシュメモリーにありそうだとのことです。
起動時にフラッシュメモリを使わないようなコマンドを送ることで、今後はより高いデータ転送速度で通信することができるようになり、根本的な原因の究明が進むと期待されています。
Mars Exploration Rover Mission: Home
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2004年01月27日は、1年の 13.555556分の1、 7.377049% を経過しました。
地球誕生から現在までを1年とすると 339,344,262年、
宇宙誕生から現在までを1年とすると 11.065574億年 に相当します。
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より以前の記事一覧
- seti@home 2004.01.21
- ハッブル宇宙望遠鏡の延命断念 2004.01.18
- 月の土地 2004.01.17
- Moon Calendar 2004 2003.12.30
- ムーンカレンダー 2003.12.20
- 魅惑の惑星 2003.12.19
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